「報道とSNSでの発信がすべてではない」発言に思う

某元YouTuberが2024年1月5日までの情報発信で「報道・SNSでの発信がすべてではない」と発言をしています。
「2024年1月1日に中部ブロックを中心に発生した地震」の物資が報道・SNSでの発信のあるところに偏重されているという問題からこのように発言をしているようです。
被災地支援(さらに申し上げると氏の活動)に関しては議論となっていますが、個人的にはこの発言に関して共感いたします。

「報道・SNSでの発信がすべてではない」

氏の2024年1月3日の情報発信では「テレビ・SNSで発信された場所ばかりに物資が届いている」とのことです。
また、2024年1月5日の情報発信では「報道・SNSでの発信がすべて本当だと思い込まないで」とのことです。
かねてマスメディア、昨今ではSNS(の一部のアカウント)が存在しています。
しかし、ある背景でマスメディアでは扱われないものごとはありますし、SNSでも扱われないものごと(もしくは扱われていても顕在化されない書き込み)があります。
マスメディア・SNSで扱われていること、顕在化されていることがすべてではないという氏の発言はもっともです。
氏はかつて動画サイト「YouTube」、現在はSNSの一種である「X」(旧「Twitter」)で影響力のある人物です。
SNSは影響力次第の場ですが、SNSで影響力のある人物がくだんの発言をされることは意外かつ意義のあることです。
今回の発言はマスメディア・SNSの仕組みの問題の追及というよりはマスメディア・SNSによって偏重が生じているという問題の追及ですが(もちろんそれはそれで追及しなければならないことだが)、マスメディア・SNSで扱われていること(顕在化されていること)がすべてではないことはたしかであり、共感いたします。