オンライン署名サイトの現状

当ブログ運営者は疑問に思うものごとに対して声を挙げるため、オンライン署名サイトを使ってオンラインでの署名活動を立ち上げております。
当記事ではオンライン署名サイトの現状に関して扱います。

オンライン署名サイトとは

オンライン署名サイトとはインターネット上で署名活動を立ち上げることができるサイトのことです。
署名活動はオンラインによるものとオフラインによるものがありますが、オフラインの場合は公道(もしくは敷地)を使うための許可が必要です。
オンラインは公道(敷地)を使うための許可なしで署名を募ることができるのが特徴です。
建前では「誰もが署名活動をできる」ことがうたわれていますが、実際のところは後述のとおりの状況です。

オンライン署名サイトの具体例

当記事投稿時点では、具体的には下記の2サイトが存在しています。
●「Change.org
●「Voice」

Change.org」とは

●キャッチコピー:「「変えたい」気持ちを形にする世界最大のオンライン署名プラットフォーム」
●メリット:分母が多い(それゆえにさまざまな活動が存在している)
●デメリット:
 ●一定の署名数を得られないと署名活動が表示されない
 ●孤立無援の立場(影響力がない・仲間がいない)への配慮がない
分母が後述の「Voice」と比べると多く、さまざまな活動が立ち上げられています。
他者が立ち上げている署名活動に賛成するために使うのならまだしも、自分自身が署名活動を立ち上げることは(影響力がある・仲間がいる人間を除いて)推奨いたしかねます。
なぜなら影響力がない・仲間がいない人間への配慮がないためです。
一定の署名数を得られないと署名活動が表示すらされない(つまり署名活動が存在していないも同然の扱い)仕組みです。
また、仲間がいる前提の告知(たとえば「活動のことを仲間に伝えよ」など)を受けることがあります。

「Voice」とは

●キャッチコピー:「署名で集める、みんなの声 Voice」
●メリット:寄付の機能
●デメリット:
 ●署名数を1名以上得られないと署名活動が表示されない(ただし、後述のとおり回避の方法がないわけではない)
 ●SNSでの発信が推奨されている
 ●署名数を伸ばせている署名活動偏重
前述の「Change.org」との差は寄付の機能の存在です。
署名活動を立ち上げる側にとっては活動資金を集めることができて、他者の署名活動に署名をする側にとっては資金面での協力ができるということです。
こちらに関しても他者が立ち上げている署名活動に賛成するために使うのならまだしも、自分自身が署名活動を立ち上げることは(影響力がある・仲間がいる人間を除いて)推奨いたしかねます。
なぜなら影響力がない・仲間がいないと不利な仕組みという点が「Change.org」と大差がないためです。
かつては署名数を問わず署名活動が表示されていましたが、当記事投稿時点では1名以上得られないと表示されなくなっています。
この問題に関しては回避の方法があるとのことですが、あくまでも推奨されていない方法であることに注意です。
なすすべすらない「Change.org」よりは増しですが、SNSでの発信が推奨されていたり、署名数を伸ばせている署名活動偏重であったりといった孤立無援の立場にとって不利なことは「Change.org」と大差がないです。
検索機能の導入で署名活動のページにアクセスしていただける可能性はいくぶんか高まっていますが、署名数を伸ばせている活動が目立っている運用に変化はありません。

存在自体は有意義だが、あり方に疑問

オンライン署名サイトの存在自体は有意義です。
しかし、既存のサイトはいずれも影響力・仲間がないと使いづらいなど、あり方に疑問です。
それゆえに影響力・仲間の有無を問わず推奨できる状況ではありません。
オンライン署名サイトの問題点に関して詳しくはあらためて扱う予定です。

当ブログ運営者はオンライン署名サイトのあり方に関して声を挙げるための活動をおこなっております。
署名活動第7号、2022年10月10日の記事で扱っております。
当記事をご覧の方に声を挙げていただけると幸いに存じます。