旧少年革命家YouTuberの義務教育修了に思う

青年革命家(旧少年革命家)YouTuber(以下、「氏」と表記)が義務教育を修了し、進路(高校進学かそれ以外か)に関して話題となっています。
氏に限らず義務教育修了後の進路に関して思うことがあるため、扱います。

義務教育並みの進学率・風潮

高校以降は義務教育ではありませんが、統計的には高校進学率が90%以上なのが現状です。
しかも社会的には「高校ぐらい進学すべき」という風潮が強いです。
これをどのようにとらえるのかですが、個人的には義務教育ですらないものの進学率がここまで高いことに疑問です。
都道府県単位での統計が存在していますが、最も高いところも最も低いところも90%以上というありさまです。
本人の意思で進学していることによる数値ならまだしも、「周りのみんなが進学するため、やむなく」「自分の意思とは関係なく高卒資格を求められているため、やむなく」による数値となるとなおさらです。
「高校ぐらい進学すべき」と主張している人間の背景は下記が考えられますが、果たしてどのような背景から主張しているのかが気になるところです。
●求人関連が高卒資格を求めている
→どのような進路を目標としているのか次第ではないでしょうか。
高卒資格が必要ではない進路を目標としている場合は高校進学にとらわれずそれに関連することに打ち込むのが望ましいです。
なお、これは求人側にも問題があることです。
高卒資格を求めている求人は高校での内容を習得していないと務まらない仕事なのでしょうか。
高校・大学に進学していなくても、さらに申し上げると不登校など学校教育を受けていなくても(それなりに)暮らせる社会とすべきです。
教育のあり方はもちろんのこと、社会のあり方の見直しが必要です。
●自身の高校時代が青春時代であったため、他者も同じはず
→誰もが高校時代をおう歌できるとは限りません。
高校時代が暗黒時代である(であった)人間のことはどのように考えているのでしょうか。

高校進学がすべてではない

この話題に関して氏の父親は2024年1月15日の情報発信で「行きたいなら行ったら良い、行きたくないなら行かなければ良い。高卒資格は高認で手に入る。通信制もあるし、従来の高校への進学だけが進路ではない」とのことです。
「学校行事があるのが高校生活。成長のための経験を得られる」という書き込みに対しては「別に高校進学をしなくても出会いはあるし、経験はできる」と反論されています。
当ブログ運営者はこの発言に共感いたします。
学校教育にとらわれないことでできることがありうるためです。
たとえば学校教育でめぐり会える相手は学区内の人間に限られますが(特に公立高校の場合、都道府県の学区のあり方に左右される)、学校以外の学び方は学区にとらわれずめぐり会える可能性があります。
高校進学(それも全日制)にとらわれるより自分に合った学び方・生き方を見つけることが望ましいものです。
一方、「学校行事~」などと高校生活を持ち上げている人間はなぜか誰もが学校生活が充実している(いわゆる「リア充」である)前提の傾向です。
当ブログ運営者が、高校進学によって得られたものがないというのもありますが、「高校ぐらい進学すべき」という風潮に疑問です。