少年革命家YouTuberの全国訪問達成に思う

少年革命家YouTuberが2022年6月30日に開始された全国訪問を同年11月13日に達成されたとのことです。
全国を訪問することで
●さまざまな人間と会う
●さまざまなことを話す
●さまざまなことを知る
●さまざまな経験をする
という内容で行われていました。
活動内容への共感はもちろんのこと、主要地区(東京圏、中京圏京阪神、札仙広福)偏重ではなく、全国(全都道府県)のことを考えられていることに敬服いたします。

学校教育だけが学び方ではない

この活動に関しては否定している人間が少なからずです。
「「スタディ(つまり勉強)」といいながら観光をしているだけ」という書き込みを見かけます。
しかし、いかにも「勉強している」と思われる方法だけが勉強なのでしょうか。
たしかに「勉強」という字面の「勉」は「つとめる」、「強」は「しいる」という意味ですし(実際、同じく漢字文化圏の中国語では「無理やり」という意味とのこと)、それでは「学び」といい換えましょうか。
いかにも「学んでいる」と思われる方法だけが学び方なのでしょうか。
楽しさを感じる方法で学べるのならそれに越したことはないです。
そもそも学校教育だけが学び方なのでしょうか。
学校教育にとらわれて無理やり身につける(身につけさせられる)よりは興味・関心のあることに関連づけて学ぶほうが身につく可能性が高まるのではないでしょうか。
氏は「机の上でだけでするものではない」と言及されていまして、共感いたします。

さまざまな土地を訪問して見聞を広める

地元以外のさまざまな土地を訪問することは見聞を広めることとなりえます。
学校教育でも学校行事で地元以外を訪問することがないわけではないのですが(もっとも、誰もが学校行事を肯定的にとらえているとは限らないが)、基本的には地元学区で過ごすというのが現状です。
一方、氏は動画配信で自ら稼いで(件の全国訪問ではクラウドファンディングによる募金が行われているが、基本的には自らの稼ぎで活動をしていると考えられる)、件の全国訪問のみならず地元にとらわれずに活動をしたり、人脈を形成したりしているようです。
「(革命家は・YouTuberは)学校教育を受けながらでもできる」という書き込みを見かけます。
しかし、学校教育を受けながらでは学校生活に重点を置くことを求められるため、経済的にも時間的にも氏のように活動をするのは困難ではないでしょうか。
学校教育にとらわれていないゆえにできることです。