例のウイルスの5類への位置づけに思う

例のウイルスに関して、2023年5月8日に分類が2類(相当)から5類とされています。
5類に位置づけることはメリットとデメリットがありますが、医療体制・治療薬が確立されていない現状のもとでは疑問です。

5類のメリット・デメリット

5類に位置づけることのメリットを強いて申し上げると移動自粛が出されない、つまり自粛ありきとならない(かもしれない)ことです。
ただし、これまで(2020年6月19日以降)自粛のあり方は都道府県任せとされ、国以上に都道府県の影響が強い状況です。
国が自粛ありきとしなくても、結局のところは都道府県次第というところです。
結局のところメリットと申し上げるには心もとないことです。
誤解しないでいただきたいのはあくまでも自粛ありきで経済・精神などへの影響が問題、都道府県任せで土地による対応の格差が問題ということであり、例のウイルスを軽視したり、移動自粛の無視を推奨したりするものではないため、ご注意ください。
一方、デメリットは治療にかかる負担が高くなることです。
経済的に恵まれている人間はまだしも、経済的に恵まれていない人間にとっては申し上げるまでもなく酷なことです。
これではメリットよりデメリットが大きなものです。

5類への位置づけよりすべきこと

インターネット上では「5類に位置づければ丸く収まる」ような書き込みを見かけますが、それは疑問です。
医療体制・治療薬が確立されていません。
土地によっては都道府県境を越える移動の後ろめたさが払しょくされていません。
5類への位置づけより下記のことをすべきです。
都道府県任せの見直し
●医療体制・治療薬の確立
また、上記によって都道府県境を越える移動を安心してできることが全国共通で保証されることが必要です。

例のウイルスの終了ではない

マスク着用の「個人の判断」の件(2023年5月3日の記事)で申し上げておりますが、5類への位置づけは例のウイルスの終了ではありません。
しかも「第9波の可能性」といわれているほどです。
国は国以外の対象(都道府県・民間組織・個人)に任せているのが現状ですが、全国的な問題は国が中心となって対応していただきたいものです。

当ブログ運営者は地方体制・国対地方のあり方の見直しを目標に声を挙げるための活動をおこなっております。
署名活動第8号、2022年10月11日の記事で扱っております。
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